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RaspberryPIとSORACOMを使用し安価な農業用環境監視システムを作成する
(装置編)

畑・ハウスに監視カメラや各種センサーを設置し、サーバーに送信するシステムを作成する。 データは監視システムには保存せずサーバーに送るだけとする。

目次

 

システム構成

IT化農場
項目 内容
コンピュータ Raspberry Pi3 ModelB
メモリー 8GByte
カメラ ELECOM UCAM-C750
通信端末 AK-020
SIMカード SORACOM
温度センサー1 DS18B20
温湿度センサー SHT21
明るさセンサー
ケース WB-1AOM

RaspberryPI

データ収集装置で使用するモデルは「RaspberryPI3 ModelB」を使用する。

1. RaspberryPiの仕様


項目 内容
CPU ARM Cortex-A53(クアッドコア、1.2GHz)
メモリー 1GByte
USB 2.0x4
SDカード microSDカード
WIFI あり
BlueTooth 4.0
電源 Micro USB Bコネクタ 5V/2.5A(約12.5W)

2. RaspberryPIの初期設定

IT化農場

Raspberry Piの初期設定については他のホームページを参照してください。
公式HPは"https://www.raspberrypi.org/downloads/"です。

3. RaspberryPIの拡張コネクタ

IT化農場
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2. カメラの接続


1.使用するカメラ

ELECOM UCAM-C750FBBK

  • Full HD対応500万画素WEBカメラ
  • 有効画素数:約500万画素、色数:約1677万色(24bit)
  • 静止画 記録画素数:最大約2000万画素(ソフトウェア処理により対応)
  • 動画 記録画素数:最大2592×1944ピクセル
  • 撮影画角:対角66度

">2.RaspberryPiに接続

カメラをRaspberryPIのUSBポートに接続する。
確認の為、lsusbを実行する。

lsusb

ELCOM.co.,Ltd.が表示されたら成功です

3.静止画の取得

まず、OpenCVをインストールします。

lsusb

カメラを起動するためのプログラムを下記に示す。プログラム言語はPythonを使用した。

プログラム

4.取得した画像をサーバーに送信する。

送信プログラム

3. センサー


種類 名称 用途
温度センサー DS18B20 地中・水中の温度計測
温湿度センサー sht20 大気の温湿度計測
明るさセンサー 明るさ計測

1.温度計測

(1) 使用する温度センサー
防水型温度センサー(DS18B20)

温度センサー

通信に1つのポートピンのみを必要とする独自の1-Wire®インタフェース
温度測定範囲:-55℃~+125℃
精度:±0.5℃(-10℃~+85℃)
設定可能な分解能:9ビット~12ビット

(2)配線図

温度センサー

(3) RaspberryPiの設定
1)ファイル名:/boot/config.txt
末尾に下記の行を追加する。
dtoverlay=w1-gpio-pullup,gpiopin=4
2)ファイル名:/etc/modules
下記の行を追加する。
    w1-gpio
    w1-therm
3)再起動するとデータは自動的に取り込まれる。 ・reboot

(4) データを確認する。
      "/sys/bus/w1/devices/28-XXXXXXXXXX/w1_slave"が作成され、下記の内容が保存される。

温度センサー

2.温度・湿度計測

(1) 使用する温度湿度センサー
防水型温度湿度センサー(sht20)

温度センサー

通信インタフェース:I2C
温度測定範囲:-40℃~+125℃
湿度定範囲:0-100%
温度精度:±0.3℃
湿度精度:±3%
RH応答時間:8秒

(2)配線図

温度センサー

(3)RaspberryPi設定
 1) I2Cを使用できるように設定。
   『RaspberryPIの設定』画面よりインターフェースを選択する。
   i2cを有効にする。
 2) i2c-toolsをインストールする。
 sudo apt-get install i2c-tools
3) センサーのアドレスを取得する。
sudo i2cdetect -y 1 を入力

温度センサー

sht21.pyをダウンロードする。

温度センサー

(4)プログラムの実行
  下記プログラムを作成し、実行する。

温度センサー

4.測定したデータをサーバーに送信する

送信プログラム

4.データ通信端末AK-030


RaspberryPiに3G対応データ通信端末 AK-020を接続しデータを送信する。

使用するもの

種類 名称
USB モデム エイビット AK-020
SIM SORACOM特定地域向け IoT SIM

(1) SORACOM Air を使用して 3G 接続する

“https://SORACOM.jp/setup”を参照して設定を行う

(2) モデムにSIMをセットし、RaspberyPiに接続する。

modem

(3) 必要なパッケージをインストールする。

一旦RaspberyPiをインターネットに接続しておく。

『Setup_Air.sh』のインストール

modem

『Setup_Air.sh』の実行

modem

『Setup_Air.sh』の実行結果

modem

これで、自動的に USB モデムが初期化され、Raspberry Pi が SORACOM 経由でインターネットに接続されるようになりました。 また、再起動時やモデムを接続した際にも、自動的に接続されるようになっています。

(4) USBモデム(AK-020)でネットワークに接続する。

接続の確認

『ifconfig ppp0』を実行する

modem